『真のレッドブルは闇雲』・・・『詩の群れ』から
『真のレッドブルは闇雲』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は数回、レッドブルを飲んだことがあるんだ、そうなんだ。
そうか、それで、効果はどうだったんだい。
それが、身体に効果があったのか、分からなかったんだが、それは、空の雲に酷似している。
不可思議だな、キリストの復活の様だ、だろうだ。
㈡
つまり、真のレッドブルは、闇雲に、雲隠れなんだろ。
何だって、え?
だろ、つまりさ、太陽が煌々と輝いている時のレッドブルが、雲に隠れたから、効果がなかったんだよ。
そうか、合点がいったよ、雲隠れ散財だろ。
㈢
真のレッドブルは闇雲、俺たちは其のことを、深刻に受け止めねばなるまい。
だろうな、俺もお前も、無秩序に、レッドブルを飲むさ、だろうだ。