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桜の城にかかる虹

僕はただ求めたい青春の出会い

その目覚めに向かい息を切らせて走った街角

勢いづいて見つけた坂道転がり落ちるように


変わらない景色この腕の中で

抱かれて眠る君の瞳にきらり

何も知らない君を背中から抱きかかえ

海を見たいという夢のうわ言聞いて

慌てて走る探して惑う音もたてず波は静かに僕らを待つ


ふと求めた僕の胸に届く 

その恥じらう吐息の儚い想い

暖かな風がこの頬を撫でるとき

潮の香は海の上から手招きをする


海鳥たちの鳴き声遠く追いかけて追いついて

二人の秘密の未来図が時の水平線に沈むまで


浜辺に堕ちた飛行機雲に一番乗りで浮かべた笑顔

流れる涙は渇いた感情を濡らし仮初の砂漠に蜃気楼を建てる

幻はどこまでも幻の詩もしも奇跡を願うなら今

力強く駆け抜けた大地の足跡にさよならを言う


見渡す限りの痛みの過去は君の儚い吐息ですら

星屑の向こうへと薙ぎ払うこともある



僕はただ求めたい青春の切符

その目覚めに向かい息を切らせて走った街角

勢いづいて見つけた坂道転がり落ちるように


終わらない景色この胸の中で

抱かれた地上の画からきらり

何も言わない君に絵の具の色を託し

楽園に行きたいという夢の汽笛を聞いて

慌てて走る焦って転ぶ禍を転じた難破船いつか

楽園に希望の碇を卸すだろう



僕はただ願い立てる青春の起動

黄金の扉の前で君が求めるなら

僕はこれからも君の傍にいて

金剛の傘の下で君と過ごすなら

僕はこれからも時と共に流れ


心が錆びることないように誓いの剣持って

希望が朽ちることないように駿馬に乗って

いつまでもどこまでも空に向かって伸びて

若き翼で上昇気流へ君の宝の友でありたい

若き蔦で千尋万里の道を無冠の英雄として


僕はただ描きたい躍動の武人の劇を

僕はただ表したい友情の動力石の碑に記す

不滅の友情で磨かれた鏡の真実の姿を

あの桜の城にかかる虹のように

決して色褪せることを知らない

この言葉の種を君の心の田畑を

耕すために贈り続けたい


未来の友との仲を知りたいのなら

現在の友の悩みを見よう


読んで下さってありがとう。

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