成人の儀式
レイアは受付に銀貨一枚を渡して、教会の中に入っていった
白を基調とした教会は王都の教会とだけあってとても大きかった
そして奥にある、女神の像の前に跪き祈りを捧げると周り一面が光に包まれた
「おっ、なんだ?成人の儀式ってこんな感じなのか?」
そんな事を言っていると
「お久しぶりですね、レイア」
どこからともなく女性の声が聞こえた
振り向くとそこにはソフィと同じぐらいの美女がたっていた、妖艶な大人の色気がある美女は直ぐに女神だとわかった
「女神様かな?お久しぶりってどう言うこと?」
レイアはあまりの美しさに少し驚きながらも聞いてみた
「あ、記憶を封印したままでしたね、今お返ししますね」
そう言うと女性の前に片刃の弧を描いた刀2本と指輪が6個、耳飾りが2つ、首飾りが1つ、そして真っ黒なローブや、服やズボン、靴など様々な装備が現れた
「これ、くれるの?」
「はい、元々はあなたのものですからお返しするのですよ」
「ふーん、よく分からないけど、ありがと!あと記憶を返すってどう言う事かな?」
「その装備には様々な効果がありますが、指輪の1つにレイアの前世の記憶が封印してあります、指輪に魔力を流すことで記憶が戻るのですが、今封印を解かれますか?」
「なるほど、ちょっと気になるなぁ」
そう言いながら装備を装着し終えたレイアは指輪を眺めた
「少しよろしいですか?あの記憶なのですがあまり良い記憶とは言えません、精神に相当な負荷をかけるかも知れませんので、精神を癒す方法を見つけてからの方がよろしいかもしれません」
「そっか、今は癒す方法が思いつかないし、また時期が来たらにするよ」
「あ、レイアの職業は魔剣士です、ではそろそろ魔力が切れるのでお別れです、私に出会った事はあまり人には話さない方がいいですよ」
「そっか、ありがと!」
「はい、でわまた、迎えに来ていただけるのを楽しみにしていますね」
女神は優しく微笑んだ
「ん?よく分からないけどまたね!」
そう言ってレイアも笑い返した
そして目を開けると、元の教会に戻っていた
手を見ると指輪があり装備が装着してあった
「夢じゃなかった、あっ!ソフィを待たしたままだ」
そう言ってレイアはアイテムボックスにローブと刀をしまい、急いでソフィの元に戻った
入口まで行くと、扉のすぐ傍で待っているソフィを見つけた
「ソフィ!ごめんね、待たしちゃって」
「おかえりなさい、早かったですね、あれ、そんな服装でしたっけ?」
服装が変わったのを不思議に思ったソフィが聞いてきた
(あ、これも言うとまずいのかな)
「んー、成人の儀式の前に着替えたんだよ」
「そーなんですか、ってアイテムボックス持ちですか!?」
「そーだよ、珍しいの?」
そう言うとソフィは驚いていた
「はい、結構珍しいと思います」
「そーなんだ、じゃあこのことは内緒にして欲しいかな」
「分かりました、内緒にします」
そう言ってソフィは微笑んだ
あまりの美しさにドキッとしてしまった
「じゃ、じゃあ、行こっか」
「はい!」
そう言ってまた2人で祭りの方向へ歩き出した