プロローグ
政治色が非常に濃くなる可能性が高いので、左翼の方、共産主義者の方、市民団体の方は出来る限り見ないで下さい。
日本。
それは世界で最も長く続いている王室(皇室)を象徴とし、2000年以上もの間独立を維持してきた国家である。
日本はその地理的重要性からいつも他国の侵略による滅亡の危機にあった。
最も有名な例を挙げるならば、元冠と日露戦争だろう。
しかし、現在の日本人は昔起こった侵略の歴史を忘れ、平和運動に精を出した。
平和が大事なのは間違いない。
しかし、ただ盲目的に戦争反対・平和万歳と叫んでもそれで本当に平和になる訳では無い。
何故、戦争が起こり、何故平和が永続しないのかを知らない限り、彼等の平和運動は何の効果ももたらさない。
平和を守るためにはどうすれば良いのか。
それを知らない限り、彼等の平和運動は薄っぺらく、『自分は愚かしい戦争に反対しているんだ!』と言うただの自己満足でしか無い。
平和を守るために武器を捨てろ、と言った政治家がいた。
しかし、武器を捨てるのは侵略国の野心を煽るだけだ。
第二次世界大戦時代、デンマークは非武装中立国家だった。
ドイツ第三帝国がデンマークに侵攻した時、ヒトラーは非武装国家のあまりのあっけなさに驚いた。
そして、世界征服と言うナポレオン以来の誇大妄想に囚われ、戦線は拡大していった。
このように、非武装になった場合、平和を自らの手で崩壊させてしまう事があるのだ。そして、日本の平和団体はその史実を知らずにただ自衛隊の廃止・解体を求めてデモ行進を行う。
隣には中国と言う日本侵略の野心剥き出しの国家や、対馬返還要求を国会決議しようとする韓国がいると言うのに、それを知っていないふりをして『戦争反対・平和万歳・自衛隊廃止』と叫び続ける平和団体。
彼等の言う平和とは、一体何なのだろうか。
そしてこれはそんな平和団体とその支持者が権力を握った時の物語。