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魔剣戦記 序  作者: せの あすか
10/17

某日 某所 2

左腕を折られた。頭もひどくぶつけた。

肋骨も何本かいったか。


血が目に入る。しかし、不思議と痛みはない。


手近に横穴を見つけ逃げ込んだはいいが、袋小路。もう逃げられない。



古竜は・・唸り声をあげながらこちらを覗くが、狭い入り口のせいで入って来られない。

この鎧が炎を無効化する事はもう解っているのだろう。

炎は吐いてこない。




さっきすれ違いざまに胴に一太刀浴びせはしたが、致命傷には程遠い。

こちらはあっさり片腕を持っていかれた。



勝てる相手ではないーーー





そう悟った瞬間に突然体温が下がるような感覚があった。


我に返る。









なんだこれは。


私は今まで何をしていた?







剣から無限に湧いて来ていた力が感じられなくなった。


体の痛みがひどい。


意識が切れそうになる。






竜をあんなに・・・なぜ殺した?


今までの事をあまり明確に思い出せない。

夢のようにぼんやりとした記憶。


頭の中で鐘がなっているようだ。






「待ってくれ・・・なぜ・・・」





何度も剣を握りなおしてみたが、力は戻ってこない。


これでは・・・もう竜の餌になるしかないではないか。





力をくれ。


ここから出たいのだ。

私は・・・戻らなければならないのだ。

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