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怪物は一日にして成らず  作者: ランナー
7章 聖地、怪物立つ
239/324

238話

 山田高校と横浜翔星高校の試合は二回の裏、横浜翔星の攻撃を迎える。

 マウンドで投げる英雄を、私山口沙希はフェンスを挟んで見つめている。


 「英雄君! 頑張って!」

 隣で応援する梓は顔を汗まみれにして必死に応援している。


 「英雄! ファイト!」

 私も流れる汗を気にすることなく声を張り上げる。

 昨夜、私は梓ちゃんと話して、こうして一回戦ぶりの応援にやってきた。

 まだ英雄への複雑な思いは抱えている。だけど、想う事は自由だから…。私は応援したい!


 「英雄! 頑張れ!」

 マウンドで躍動する想い人にこの想いが届くよう、精一杯声を張り上げるのだった。



 二回の裏、マウンドで呼吸を整える。

 すでにツーアウト。バッターは八番の長塚(ながつか)。カウントはワンボールツーストライク。

 スタンドから沙希や鵡川の応援する声が聞こえた気がする。おそらく気がするだけだ。昨日の一件をまだ根に持ってるのだろう。我ながら小さい男だ。

 四球目、低めに投じるストレートを長塚は見送った。判定はストライク。見逃し三振だ。この回はなんとか三者凡退で切り抜けられた。


 さて三回の裏の攻撃。早速先頭の七番秀平がライトフライに倒れた。

 こちらは未だ箕輪からヒット一つ打てていない。

 それどころか我が山高打線は出塁一つできていない。

 八番哲也もあっという間に追い込まれて、最後は高めのボール球に手を出してしまい三振。

 早くもツーアウトで打席には九番誉。あぁ、この回もヒットを期待できそうにないな。


 誉は追い込まれてから、ボールに食らいつきなんとか粘る。

 だが、あの様子じゃ打てないだろう。


 「うーん誉の奴、そろそろ来そうなんだがな…」

 小声でぶつぶつと呟く佐和ちゃん。

 誉、まだヒット打ってないからなぁ。むしろここまでヒットが出ないと、野球の神様に見放されているんじゃないかと思う。

 でも決してバッティングが下手というわけでもないんだ。ボールはしっかりと当てているし、ヒット一本出れば、変わる気がしないでもない。


 「大村が打ってくれればチームも勢いづきますね」

 「あいつも打てるようになれば、打線にふくらみが増す。そうすれば優勝も…」

 佐伯っちと佐和ちゃんの話を盗み聞きしつつ小さくうなずく。

 確かに佐和ちゃんの言う通り、優勝も夢ではなくなる。打てないバッターが九番にいるよりも打てるバッターが九番にいたほうが良い決まっているしな。


 「それにしても箕輪の奴、良いピッチングをしてくれる」

 話題変わって、佐和ちゃんが箕輪を褒めている。確かに箕輪は良いピッチャーだ。

 実績と実力この二つで評価するならば楠木、畑中に次ぐ右腕ではナンバー3といった所か。微妙な立ち位置ではあるが十分凄い。あいつもプロに入れるだけの力を持っている。俺達と世代がズレていれば、ナンバー1ピッチャーと評価されてもおかしくなかっただろう。

 荒れ球だが四死球が少ないというのは聞いていた。ノーコンという評価もされることもあるが、それは適切ではない。コントロールが悪くてバッターに的を絞らせないピッチングというのは、ある意味、俺や楠木、神田とは対極に位置するピッチングだ。


 龍ヶ崎、大輔、俺と中軸打線はこの荒れ球に翻弄された。

 大輔すらも「打ちづらい」と口にするほど厄介ではある。

 そうしてこの回も七番秀平がファーストフライ、八番哲也がピッチャーゴロ。

 バットの鈍い音が響いた。打球はキャッチャー頭上に浮かぶ緩いフライ。それをキャッチャーは危なげもなく捕球しスリーアウト。この回もノーヒットで山田高校の攻撃は終わった。



 三回の裏、横浜翔星の攻撃。

 依然点差はこちらが1点のビハインドで、違和感も続いたままだ。

 だがその違和感の正体もうっすらとだが見えてきた。

 そう、相手バッターがまるで俺の投じるボールが見えているかのようなんだ。

 スライダーには一切手を出してこないわりに、カットボールやチェンジアップは容赦なく打ってくる。もちろんストレートもだ。

 哲也のリードが読まれている? それとも哲也の出すサインが見られている?

 先ほど哲也に配球を変えるよう頼んだが、果たしてこの回は通用するのだろうか。

 分からないな。でも分からない以上、俺が力をもって押し潰すのみだ。

 どんなにリードが読んでも打てないボールを投じればいいだけなんだ。結局のところ、今日の試合は俺がふがいないピッチングをしている事には変わりない。


 この回、先頭の九番バッター鴨志田(かもしだ)を三振にした後、続く一番の吉沢にヒットを打たれた。

 狙われたのはスライダー。ついにスライダーすらも打たれた。初見で打たれるとは思えない自慢のスライダーがかくも簡単に打たれてしまった。

 いや、違う。完璧に狙われていた。今のヒットで確信した。


 相手チームは、俺と哲也の配球を読んでいる。


 帽子を目深にかぶり、目を動きを悟られないようにする。

 一塁ランナーの吉沢を一瞥する。続いて一塁コーチャー、三塁コーチャーとみて、最後は相手のベンチ。

 どこだ? どこで俺達の配球を読んでいる? 不安になりつつも、二番バッターと対峙する。



 嫌な感じだ。一挙手一投足いやらしく見られている気分だ。気分が悪い。

 プレートを踏みしめて、サインを確認する。高めのストレート。一塁ランナーの吉沢は足が速く今大会も盗塁を3つ決めている俊足だ。盗塁を警戒しての配球だろう。俺はうなずく。

 バットを構える岡を睨み、一度息を吐いてから、一塁ランナーの吉沢を一瞥してから、クイックモーションに入った。


 「走ったぁ!」

 その瞬間、秀平の声が耳に入った。

 スタートが完璧すぎる。クソっ!

 クイックモーションから、高めに投じた。岡は盗塁を援護するようにわざとスイングをする。

 ミットの音が鳴り響くと同時と思わせるほど、素早い動作で哲也の手から白球が放たれる。

 屈んだ俺の頭上を矢のように越して、低くノーバウンドで二塁に入った恭平のグラブに。


 「セーフ!」

 二塁審判の声と共に、審判の両手が左右に広がった。

 歓声と拍手が球場に反響する。思わず俺は舌打ちをした。

 タイミングが絶妙すぎだ。いくら盗塁が上手い吉沢とはいえ、これは上手すぎだ。

 …まぁ準決勝まで来たんだ。相手チームに俺のピッチングフォームが研究されていてもなんらおかしくない。

 違和感の正体がつかめてきた。どうやら俺達の手の内は相手に読まれまくっているようだ。


 「上等じゃねぇか」

 また舌打ちをした後、そう口にする。

 俺達を研究したところで勝った気になるんじゃねぇぞ。


 ワンアウト一塁からワンアウト二塁に変わった。

 岡は俺がプレートを踏む前からバントの構え。

 まだ1点だ。敵も安心して試合を進めるには、もう1点欲しいのだろう。ここは確実に取りに来るか。


 二球目、バントのさせないように、コースは厳しめにボールを投じる。

 しかし岡は、難しいコースでも苦にせず勢いを殺したバントを決めた。

 転がったのは、三塁線ギリギリ。これならファールになる。

 哲也も俺も、手を出さずファールになるのを待つ。

 だが、ボールはファールになる事無く、三塁線上でピタリと止まった。


 審判のフェアの判定にスタンドが大いに沸いた。

 運が悪すぎる。左手で動きを止めた白球を掴む。

 そばにいた哲也は溜め息を吐くし、ムードも流れも悪くなってきた。

 吉沢は三塁まで進み、岡も一塁まで到達した。

 ワンアウト一三塁でクリーンナップを迎える。バッターは児玉。前の打席でツーベースヒットを打っている。



 「最悪だな」

 児玉を抑えても次は園田。

 ここはゲッツーにするのが最善策か。


 「英雄! 女とイチャイチャし過ぎた罰だぞぉ!」

 どうしようかと思考を張り巡らしていると、恭平の汚い野次が耳に入った。

 グラウンドにどんよりとした嫌な空気が流れているのに、なんて場違いな発言をするんだお前は。本当TPOというのをわきまえないなお前は。

 しかも今一番言われたくない事を言いやがった。頭に鵡川と沙希の一件が呼び戻され、余計に腹が立った。


 「うるせぇ! 黙ってろ!」

 「女にまたがれなくて不調になってんじゃねぇぞヤリチン野郎!」

 なんてことを言うんだお前は。高校球児とは思えない不届きな発言を叫んだ恭平は、すぐさま二塁審判から注意を受けた。恭平、お前審判に注意されてるの何度目だ。イエローカードもらいすぎだろ。サッカーならとっくのとうにレッドカードになって退場させられてるぞ。

 だが俺と恭平のちょっとした口論と審判に注意される恭平を見て、嫌な雰囲気になっていた内野陣の顔が緩んだ気がする。

 一方の俺は気持ちを切り替えてから、プレートを踏みしめた。



 児玉と向かい合う。

 初球はインコースへのカットボール。俺は頷いてから、一塁ランナーの岡を睨む。そこから、クイックモーションで投じる。

 打者の手元で小さく曲がるカットボール。児玉はタイミングを取っただけで、スイングしてこない。


 「ストライク!」

 球審の右手が挙がった。哲也は「ナイスボール!」とマスク越しからでも分かるぐらいの笑顔を浮かべながら、返球してくる。

 確かに良いボールだったが、今は笑うところじゃないだろう。今は結構大事な場面だぞ。

 児玉は一度タイムをかけて打席からはずれると、靴紐を縛りなおしている。そうして縛りなおしてから一度ベンチを見て打席へと戻る。


 二球目のサインは、インコースへのストレート。

 とにかくこの場面で一番に求められるのはゲッツー。そのためには内野ゴロにする必要がある。だからこそ右バッターにとって打ちづらいクロスファイヤーを多用するしかない。

 サインを確認し終え前屈みになっていた身体を起こす。息を吐いてから左手をグローブの中に入れ、ボールを握る。

 汗がこめかみをつたって流れる。耳に入る相手チームの応援歌、球場のざわめき、バックを守る選手たちの声、それらすべてを遮断し、意識を統一させる。

 そこからクイックモーション。左腕をうならせて、白球を投げ放つ。

 またも児玉はタイミングを取るも打ちに行かず、そのまま見送る。乾いたミットの音と球審の「ストライク」と言う声が耳に入った。


 三球目、一度外に外れるチェンジアップ。

 俺は小さくうなずいて、またも投球姿勢に入る。大きく息を吐いてから集中する。そして一息で投じた。


 「あ」

 やばい、ボールが若干内に入った。ストライクゾーンじゃないけど、あそこならバットは届く。

 これを児玉が打ちに来た。

 快音と同時に打球は、ライト方向へと高く上がった。

 スタンドまでは届かないが、犠牲フライには十分な距離だ。


 龍ヶ崎がキャッチすると同時に、三塁ランナーの吉沢は走り出す。

 強肩龍ヶ崎から放たれるレーザービーム。そこらへんの俊足ならホームで刺されてもおかしくないほどに低くビームのような速い返球がホームに帰ってきたが、吉沢の足が一歩勝った。

 哲也がボールをキャッチすると同時にホームベースに滑り込む吉沢。これで2点差。岡もちゃっかり二塁まで進んでいた。

 ツーアウト二塁。そして打席に入るのは園田。


 右打席でバットを構える園田。相変わらず様になっている。

 …ここでホームランを打たれたら、きっと俺らは負けるだろう。そんなことを感じさせる。この勝負は、これからの試合を左右させる勝負。


 …その勝負はあっけなくついた。


 初球のアウトコース低めへのストレート。正直最高の一球だと思ったが、それを完璧に捉えられたのだ。

 打球はライトスタンドへと向かう。


 「あぁ…」

 脱力感が体を支配した。

 打球はぐんぐんと伸びていく。

 スタンドからも「おぉ!!」と言う期待のこもった歓声が上がった。


 ホームランコースの打球。だが、ここでスタンドに入れば…俺たちは負ける。

 敗北感がにじみ出てきたところで、甲子園球場特有の浜風が吹いた。

 ライトからレフト方向へと流れていく風は、突風となって打球を押し流す。

 そうして間一髪、打球はスタンドに届かず、フェンスに直撃した。

 大輔と並ぶ一大会5本塁打を期待していたスタンドからは溜め息が漏れる。一方の俺達はそんな事気にしていられない。龍ヶ崎はクッションボールを捕球すると、すぐさま向き直り中継の誉へと矢のような送球をする。

 園田はすでに二塁ベースを蹴飛ばしていた。


 誉は捕球すると、素早い動きでサードへと向き直り、ノーステップでサードの中村っちに送球する。

 中村っちは捕球し、滑り込んでくる園田をタッチする。


 「セーフ!!」

 連携の取れた動きだったが、園田は三塁を陥れた。

 相手スタンドが歓声に包まれると共に、味方スタンドから溜め息が漏れた。


 これで3点差。さっきのストレートも狙われていた。俺は思わずタイムを取り、哲也を呼び寄せていた。



 「英雄駄目だ。配球、読まれてるよ」

 マウンドに来るなり、哲也も不安そうに話しかけてきた。


 「配球じゃない。お前のサインが読まれてる」

 「えぇ!?」

 驚く哲也。慌てて口元をミットで隠した。


 「読まれてるって?」

 「手段は分からない。おおよそコーチャーがお前のサインを盗み見てバッターに合図してるんだろう」

 「えぇ…でもそれって禁止行為じゃ…」

 「罰則が無きゃ禁止じゃねーだろ」

 コーチャーが相手のサインを見て指示を送るというのは、大会規則では注意行為だ。だが罰則自体はないし、ひと昔前はこういう手段が横行していたと聞く。

 世間が卑怯だと言うかもしれない。でも俺は別にその作戦は構わないと思う。あっちだって勝つ為に野球をやってるんだ。むしろ手段を選ばず俺達を倒そうとしているという事は、正々堂々とぶつかっては勝てるか怪しいと判断したかだろう。それだけ評価されているという事だ。


 「…でも、どうすれば」

 「この回はとりあえずサインを変えよう」

 バッテリーはキャッチャーは指の動きで投じるボール、コースのサインを決める。

 俺と哲也は長年の付き合いもあるから、他のバッテリーよりも複雑なサインにしたつもりなのだが、どうやら読まれてしまっているらしい。

 すぐにはサインを大きく変えられないので、軽くサインを変えて、哲也はマウンドを後にする。

 サインを読まれた程度で打ち込まれるなんて、俺もまだまだか。疲れが残ってるとはいえ、これでは怪物とは言い難いな。


 打者は五番の唐澤。ツーアウト三塁。これ以上の失点は許されない。

 打席で構える姿を見てから、すぐさま意識を哲也のミットへと向ける。

 三塁に園田が居るが怖くない。インコース低めにストレート。クロスファイヤーで抑え込んでやる。


 初球、二球目と、インコースをストレートでえぐりストライクを重ねる。

 唐澤の表情は困惑していて、ベンチの挙動を見る。相手監督に動きはない。こっちの動きを察したか。

 よくもまぁ、俺と哲也の秘密のサインを読んでくれたなぁ。また考え直さないといけないじゃねぇかちくしょう。


 そして三球目、インコース高めへのストレート。

 唐澤はスイングしてくるが、ボールは釣り球だ。スイングする中で、乾いたミットの音が耳に入る。

 判定はストライク。ここで三振だ。俺は深いため息を吐きながらマウンドを降りる。


 なんとも疲れるイニングだった。結局この回2点も奪われてしまった。

 ベンチに戻る足取りも重い。この後、対策を立てないとなぁ。

 それに序盤三回で3失点も許してしまった。箕輪の調子も悪くないし、さてどうしたものか。考えれば考えるほどに腹が立つ。俺は今日やけに機嫌が悪い。

 前日の一件の哲也に始まり、初回の違和感、今日のサインが読まれていた事件と気分が悪くなってばかりだ。


 「千春ちゃん!?」

 っと後ろから恭平の馬鹿まみれの声が聞こえた。

 だから、なんでお前はこの状況でそんな馬鹿丸出しの声を出せるんだ。いや、もとから馬鹿だから仕方ないのか。

 後ろにいた恭平を睨む。恭平はスタンドのほうを見て目を輝かせている。

 そうして恭平の視線をたどり、スタンドを見る。そこには千春と恵那、それから兄貴もいた。俺の不調に兄妹たちが直々に応援に来てくれたようだ。まったく家族にまで心配されるとは、今日は本当ダメだな


 「引っ込めクソピッチャー!」

 応援されると思ったら野次が飛ばされた。

 声の主は兄貴だ。その兄貴に「やめなよ」と千春が珍しく注意をしてきた。


 「英兄! 頑張れ!」

 「お兄ちゃん頑張って!」

 そして可愛い妹たちからの応援。こんなん頑張るしかないだろう。

 決め顔一つ浮かべて左手を軽く上げた。


 「嘉村さんも頑張ってください!」

 続く千春の言葉にグラブをフェンスに投げつけかけた。

 お前、なんで恭平を応援するんだ。


 「任せろ千春ちゃん! お兄さんの失態は俺が取り返すぜ!」

 そして後ろからは調子いい恭平の発言。

 その言葉に腹を立たせつつも、ベンチへと引っ込んだ。


 3点のビハインドだが、今の一件のせいでチームのムードは和やかだ。

 自体が悪い状況なのにムードは悪くない。それが唯一の救いといった所か。


 「ここから二回り目だ。そろそろ箕輪を攻略していこう!」

 攻撃前、ベンチ前で円陣を組む。そこで佐和ちゃんが全員の顔を見渡しながら、力強い言葉で選手たちに檄を飛ばす。

 それに元気良く答える一同。打者は一番の恭平から始まる。


 なんとかこの回こそヒットを…。っと思った矢先、恭平がさっそく初球をひっかけてファーストゴロに倒れた。

 …この回もヒットは難しそうだな。初ヒットはいつになるだろうか。

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