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季節の移ろい
「成る程、しかし、お子さんの*予知夢はどうやら本物のようだ。又俵さんが、脇坂博士にご連絡した事と今回の偶然かも知れない出会いも、香月博士によれば、それも必然であったと言う事でしょう」
「あの短い会話の中で、脇坂博士は香月博士をどう感じ、香月博士もどう感じたのでしょうね?」
政春が言うと、
「香月博士は、一瞬で俵さん、貴方を見抜かれました」
「底知れぬ方だ」
政春はそう言った。
「それは香月君も同じだと思いますだからこそ香月暁号系を分譲しましょうと言われたんでしょうね、私も俵さんには、大きなものを感じますよ。*脇坂博士と、俵さんは、考古学の教授、学生と言う立場だけですか?」
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