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新世界の構築(最終章)
「ああ・・俺が竜族の竜膜をまといながら、始祖源流の血を既に移譲されている。清治が今言う通りだよ」
神竜も深く頷き、
「全て・・清治様もご理解されましたね」
「神竜、君こそ伝道者・・そう言う事だったんだよね。最終的なバトンタッチの主役だった」
清治は、神竜の美しい顔をじっと見つめた。清治の眼には一切の曇りも無かった。さっと再び平伏する神竜であった。同じく、天竜も、平伏した。まさに、ここで彼らも完全に臣下と言う立場を示したのだ。竜神は、清治の右横に立った。




