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新世界の構築(最終章)
「何・・・奈落が・・」
これも初めて聞く事柄だった。だからこそ、第三獨爛、第四獨爛に進出した天魔王達の策謀が明らかになって来た。
「こうして第四獨爛まで進出する事まで出来た時に、我らの行動が竜神殿に知られる事となった。竜鏡の存在を確かめようとした我の痕跡が見つかったからだ。その時天魔界と天上界が、勢力争いをする中で、天神天竜様にも、我が策が気付かれる事となり、天魔王様に牙を向き始めた時に、策を持ち、清王と、櫂王の二人に唖花を食らわし、我らも唖花を食い、一端地上界に逃れた。それは、我らは既に天上界に再び昇れるだけの能力を身につけていたからだ。しかし、竜神殿が居る限り、我らにはこの先大きな障害となる。その為、様々な包囲網を持ち、要職から外したのだ。既に、我らに組みする王臣等は居たからである。それは或る意味成功した」




