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新世界の構築(最終章)
そして彼女がその能力・真髄を発揮する場面は、助力部分ではあったにせよ、ここまでやって来た事とは、大きなものとして神砕き以上のものは無かったのだ。が、それだけでも誰にも出来ない多大な貢献だった訳だし、十分に神竜がこの進軍に、天神天馬のバトンタッチで加わった意義もあるのだが、その能力の真髄がまだ披露されていなかったように思える。ここで、何故神竜が必要だったのかの部分も見極めるべきだ。そう竜神は思ったのだ。それは、自身に吸収された前竜神との関連があるからだった。




