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新世界の構築(最終章)
「く・・バリアが弾き飛ばされそうだ。俺は全力なんだぞ」
「ああ・・俺も蓑を全開にしているさ。やっと持ち堪えている状態だ。天も全力を出して天竜波で神竜周囲を覆っているし、四竜の結界も完璧だ・・だが、それでこの状態とは・・おい、櫂鴛棒で突っ張っとけや、四軸すら動かされたら、一気に吹き飛ばされちまうぞ、竜神」
「あ・・そうだったな・おう・・」
神竜の力が、証明されるようなものだ。しかし、軍監として加わった彼女にとって、何故、ここに加わらねばならなかったのかと言う意味があった。天竜が居て、智竜も居る。




