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新世界の構築(最終章)
そこで圧倒的多数の者は、その仕組みを機能するべく動かねばならないから、生きる為、機能する為必死で、そんな余裕等無いのだ。今までの彼らのやりとりの中でも、混沌の時代には、それを収めるべく動きがあり、そこに集中している訳であるから、そんな不思議や疑問を追及して行かねばならない必然性等は全く生じない。そんな必要も無いのだから、思考する事も起こらない・・これぞ、清治の言う天上界最大の改革なのだった。それを、この天上界史上初めて設置したのだ、研究機関として。地上界では、まがいなりにも存在する。それは高度な文明を持つと必ず必要になるからだ。




