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新世界の構築(最終章)
「今言う黒竜が、竜族故の持って生まれた自己深部に眠る能力を呼び醒ましたのでしょうね。そうして天魔王自身も、半身を分けると言う行為を成し得たのは、黒竜に一端吸い込まれると言う策だった訳です。そこで、やはりまがいなりにと言う言葉が何だか軽いように聞こえますが、天魔王にもその能力が与えられた。しかし、天魔王の始祖源流の血はとても強力なものでした。黒竜の潜在能力など遥かに凌ぎますから、完全に優位に立ち、そこから今度は逆に黒竜を吸収したのです。そこで互いに身を分ける秘法が誕生した訳ですが、そう言う事により、完全にここで主従関係が出来ました。つまり、天魔王が強大に、黒竜は自身の身をその天魔王に縛られる形になったからです。それは、黒竜にとっても覚悟の上、都合も良かった事でしょうが・・」




