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新世界の構築(最終章)
「だな?天神天竜様が、魔怪鳥なる存在に妖魔の術にかけられたその時を、俺はどんなに時を遡っても、見つける事は出来なかった」
「お前・・その事も検証しようとしていたのか」
清治が竜神に言うと、
「清治が思っている事は、ここに居る全員が思っているさ。そして、ここまでの行程を思い出して見ろ、全て、何かお膳立てされていたような流れに感じてしまうのさ」
「おいおい・・それは飛躍しすぎさ。そこに天魔王が居た。ずっと、争いの中心・対極に居た。そして、振り回されて来た。だけど、そんな事を全てクリアしてここに居る。じゃあ、天魔竜は誰がそうしたんだ?竜神」




