清治の能力

新世界の構築（最終章）

　この世に産まれ、誰もが集団である以上、又組織・群れである以上、それぞれの役割がある。そして、トップになろうとする者が居る限り、争いは必ず起きる。だが、その争いも、いつかは淘汰され収まる時が来る。或いは、そんな仕組みすら無関係の無になるのかも知れないが・・。それが究極と言うのなら、そう思えば良い。しかし、そんな無機質の無に向っているのなら、誰もが歩みなど止めるだろう。

　そんな話をしながら、清治達は、確かに目的に向って今進んでいるのだった。