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新世界の構築(最終章)
「有る物を壊すと言う行為は、敵意すら起こさせる事にもなります。しかし、次にそれを良くする為には壊す事から始める必要があります。私が、私自身の事を言うのは、とてもはばかれる事ですから、披露もしませんでしたし、私の内部に閉じ込めて来ました。それは、自身をこの天上界の大きな前仕組みに当てはめて見ても、機能して居るじゃないかと言う安心感が御座いました。そこで何もしなくても、それで十分なんだと。私は、私の役目をしていれば良いのだし、そこで自分の役職をしていたら良いのだと。しかし、清治様達が天上界に戻られてから、それがおかしいのじゃないかと言う事を、真っ先に言われた。それは前天王様が一番に感じられた事でしょう。天上界は、必ずしも一枚岩にはなっておらず、八百万神の役職もダブっていたり、逆臣も居ました。そこが、つまりどうにか、棲み分けが出来て停滞していたのでしょうね。そこに不可侵の結界があれば、それで良いと、守勢でした」




