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新世界の構築(最終章)
「ああ・・そう思うが、どうだい?」
清治は敢えて、前天上界に周知させる意図があるのだろう。そうこの6名に言うと、神竜は、はっきり顔を上げて答える。
「はい。とても、壮大な改革と言う一歩だと存じます」
おお・・と竜神は思った。神竜が、そこまで自分の意見をはっきり言うのは、恐らく初めての事では無いのか、思慮深く、軍監としての役目をしっかり任じ、また天馬の手綱を握る。神竜程臣下としての位置を明確に行動、言動に示している者は居ない。その神竜が、はっきりと清治の言葉を肯定したのだ。そして、言う。




