9249/9342
新世界の構築(最終章)
「ああ・・そこも良く分かった。だが・・君の事を聞きたい」
清治は更に、その事では無く、神竜自身の事を知りたいのだ。だから尋ねる。
「じゃあ、君はそれを天上界から離れて、第三界、第四界から眺めていたと言う事か?」
「その時には、まだ竜神と私の中では、繋がりがありました。よって、やがて私と竜神は完全別個の体になり、それぞれに生きる術を選択したのです。むしろ、竜族の純粋血流は、ここで双頭の竜を生まなくなった境界でもあります。竜神が、始祖源流の血と歴史上初めて混じり合った岐路で御座いますからね」




