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新世界の構築(最終章)
「そうです。お話をすれば根はもっと深く、その正体が分かるまで時間が掛かるのですが、双子とは言えど、顔等は当然竜族であれば、変化出来ますし、素性も隠せば、そのまま天上界の神として過ごせる事が可能でした。然しながら、聖母様には純血種である天帝とのお子を成さず、天帝様に好意を持たれて居た天母様には授かった訳です。それを知られたからこそ、大騒動が起きた訳です。それは、感情部分や様々な事は、地上界でも同じだったでしょうから、ご説明も致しませんが、その時素性を知っていたその意味では、天魔王が恐れたのは、その子が次代の天王になると言う危惧でした」




