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新世界の構築(最終章)
「そこまではさ、今まで聞いて来た事だし、そこから天魔王と言う傑物との対決が始まったと言う事までは分かったよ。で・・?」
清治が、更に深部の事を尋ねた。
「まず、私は双頭の竜であり、数代振りに誕生した前竜神の半身として、切り離されたのです。天上界では、2者並び立たずと言う厳しい戒律がありましたから。素性を隠しては居りましたが、しかし、後になって分かる事ですが、黒竜の背信行為により、天魔王に知られる事になったからです」
「ああ・それで、聖母様と天母様が・・」




