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新世界の構築(最終章)
「そうです。こうして言葉に出す・・それも必要な場合があると言う事でしょう」
「あはは」
「ふ・・ふふふふ・・おい、神竜、それは誰に聞かせているんだ?」
天竜も笑い返すと、ここで清治が言う。
「まあ、清治様は全てお見通しなのでは?勿論、我々が、ここを突破し、到達した事を眺めて来たお方にです」
「清治・・もう分かっているんだろう?俺達が思念交換を破棄して、こんなでかい声で討論する必要は、唯一人のみにだ。そして、今その対象とは、恐らく第四界の境に居る者だと言う事を」




