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新世界の構築(最終章)
清治が言う。わざと疑問を投げかけたのだ。しかし、神竜は何も言わなかった。特進路が有るのだ・・と言う確信が、清治にはあった。だからこそ、慎重には慎重を期し、第五獨爛の地でしっかり防御や、王宮の構築をしつつ、竜王達に役職を与えて強固な仕組みを創って来たのだ。そして第六獨爛を完全に網羅する氷毛で、やっとその全体像を捉えたのだ。同時に新天王宮を完全に見えなくした。ここには意識は存在しない。機械的に機能的に覆い隠したのである。その中で細い一本の道が見えたのだ。これが第四界に続く、特進路であった。




