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新世界の構築(最終章)
既に、清治による新天上界は、ここに十分に機能し始めたのだった。そして、何度も足踏みをした獨爛侵攻には、こう言う時間が必要だった。性急に向う事は、例え清治であっても、ニ度と獨爛の地に足を踏み入れられなかっただろう。固くそのエリアが閉ざされてしまうものが、第五、第六獨爛にはあった。その理由も判明したからだ。そして、逆説的に魔怪鳥とは?何なのだろう・・そして、その魔怪鳥をもそうなった場合、完全封印してしまうのかも知れない。それで良かったのでは無いか?と思えるが、しかし、天上界は恐らく、進化の足を停止してしまい、滅びの笛を吹く・・
そう言う事も時間を掛けて解明し、積み上げたのだ、知識やここまでの経験全てを・・
そして・・
「準備は出来た。全、もう行かなきゃ」
「うん・・」




