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清治の能力  作者: 白木
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未来

 この日、清治は全に微笑み、こう言った。


「全・・やがて俺達にも子が授かると思う。いや・・必ず授かるだろうと思う」

「清治・・それは、先読みなんか?」

「いや、勘だよ」

「ふ・・あたいもそう思う・・」


 二人は見つめ合いながら微笑んだ。

 清治は、剣弥山を全と共に、見上げながら、


「この剣弥山・・ヤマ感、第六感て言う奴だけどさ。俺は以前、父ちゃんにも言われた。地上界では、俺鳩って言う生き物を飼っていたんだよね、それが俺の覚えている、一番記憶のある最初なんだよ。地上界で言う所の6歳の時だ」



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