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新時代へ
その勿論大小はあるものの、それが当たり前の世界には、生死という概念の事も以前話し合っていたが、まるで違うのである。死ぬと言う事象は、地上界ではその者の存在が無くなると言う事になり、その魂がどこに行くのかと言う論で、精神世界の中では、天獄・地獄などの世界観があるが、実際そこへ行ったり、戻ったり出来る訳も無い。つまり、それは、物質論証的に成り立たない世界である事を思えば、この天上界は、それを超越した世界だと言えるだろう。清治達が、不可思議な旅を続けて来られたのも、その中にあると言う事である。
とうとう清治は、精神的にも、もう能力的向上は必要無いのだろう。ここまで彼自身の中で色んなものを昇華させて来たのだった。




