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新時代へ
「あ・・ああ、そうだったな。だからこそ、第六獨爛では未来を照らす神竜の光が届かなかった。そして、母ちゃんの未来を照らす光も消えたんだ。でもさ、母ちゃんの未来を見る力と言うのは、始祖源流の血、神竜の未来を照らす光と言うのとは、根本的には似ていても違うと思うんだよね」
「それは・・どう言う。未来を見る力と照らす光と言うのは違うと言うのか?」
「つまりさ・・話を一端戻すよ、俺の説明不足で回りくどい言い方になっているのは、自覚しているんだけどさ、本来聖母になるべきだったのは、母ちゃんだったのかなって思ってさ」




