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新時代へ
「おいおい・・俺は研究竜王じゃねえよ」
「は?いやいや、十分な知識がある・・清治の脳裏には、超天才博士達が何人も居るじゃないか。地上界と天上界の違いがあれど、俺達の答えと擦り合わせをしようじゃないか。そうじゃないと、第六獨爛を天上界に組み入れた謎が残ったままになるだろ?恐らく、それは第七獨爛への鍵だと思うんだよ」
少し間が開き、口をきゅっとしめた清治が言う。
「ああ・・母ちゃんと俺には、確かに先読み能力が備わっている。それは即ち未来を照らす光。神竜は、ずっと太陽門でその光を界王の背中に届けていた。それが、何故界王なんだ?それは次期竜神になるべき者だからだ」




