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再び・・
「ようやく、整いまして御座いまする。清治様」
神竜が清治の横でそう言うと、清治は静かに頷いた。
「剣弥山に灯りを・・興竜がこの任務だ。第六獨爛エリア全てを、ここで天上界に組み入れる」
「はい!」
とうとうこの広大なエリアを、天上界は組み入れたのであった。ここまでの長い時間をかけて、もう前線王宮では無かった。新天上界の新王宮が完成した瞬間であった。その灯りは、これまでには無い、周囲をくるくると回転しながら照らす、サーチライトの役目のようだ。
そして、神竜は、次なる策を清治に換言するのであった。




