再び・・
「あはは・・いや、その指摘は、真に俺の事を思って言ってくれているんだろう・・正直そうさ。それは、俺が全に言われている事と同じさ。先に神竜が、言ったよな?残り俺と随行する4竜王とは、即ち四神に位置するんだろうな、東西南北、これは天上界でも地上界でも同じ事。方向は必ず存在する。不動だ。それに対して、形は常に流動し、時も流動する。そして重力も流動する。即ち、この4軸を主としてこれから天上界は回って行かねばならないと言う事だ。何となく分かったのさ。巴竜の言う第六獨爛の秘密とは、その根幹とは何かと言う事がさ。獨暗羅王は方向を惑わす、或いは消す。獨岩化王は、時間軸を無効にし、その重力を自在に変え、形を変幻させる。これ、全部・・全ての根幹なんだよ。天上界は地上界と違い、その時間軸が緩やかで殆ど停滞している。しかし、動いていない事は無い。方向は、確かに存在し、それで八門が出来上がっているからこそ、この世界がある。しかし、獨爛達は、何かを惑わし、狂わせるんだよ。第三獨爛からは、全く異質の世界だった。獨雅羅王は、これは熱源だな・・大きな意味で重力の変化。獨暗羅王は、重力と、方向。獨是理王はやはり重力と形、獨岩化王は、方向、形、時間軸の3つだった」




