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再び・・
「うん、じゃあ、変幻自在の大きさの変化、そして獨毛の2つは、そこに繋がった訳だ」
「はい。獨暗羅王の獨闇こそは、真なる天魔王の次なる一手であったと思われます。ここを御する事。そこを徹底して検証した結果、第六獨爛突破の道筋が見えて来たのです」
「おう!そこだな、今回の一番大きな発見と言うのは」
「はい、獨暗羅王には、その核がありました。その核は、実は魂そのものでした。それは、雲竜殿が砕かれた獨球そのものの正体で御座いますが、勿論、魂と言っても、意識を持ち得るものでは無く、恐らく太古、始祖源流の発端から派生したこの3界における因子の一つなのでしょう。つまり、因子とは、無数・無限に派生する可能性を秘めております。その因子を当てはめれば、魔怪鳥も、その因子の核たるものでしょうし、天上界を司るエリアそのものも、因子で構成されていると考えるのが妥当になりますでしょうね」




