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再び・・
「ふうむ・・成程な。天の切り込みは、確かに・・これも頷けるよな」
清治も大きく頷くのであった。巴竜は続ける。
「はい、ご指摘の事を我々も想定しました。そこで、第二の第六獨爛、獨岩化王の獨毛です。この獨毛は、やはり自在に繊毛を伸ばし、これまでも恐らく、第五獨爛、第七獨爛、そして第八獨爛、魔怪鳥までをもに獨毛を伸ばしていたのではないでしょうか。いえ・・これはあくまで推定の域を出ません。ですが、第五獨爛は、その漆黒の闇と、その獨毛を遮断する何かの作用があったと思われます」




