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再び・・
巴竜の説明を、嬉しそうな顔で聞く清治。とうとう、その解明まで相当の時間を要し、出た結果を披露して貰うのであった。
「この岩体は、唯一個の細胞のようなものです。変幻自在に大きさ、形、硬さを変えます。こんな因子・物質は、ここまで有りませんでした。天上界では、排除の論理を貫いて来ました。これは、地上界に重い物を落とし、その影響で、地上界ではビッグバンと呼ばれるこう言った類の物質・因子が自由を求めて爆発・暴走したのです。その中から次元と呼ばれる世界も、その一つであり、形作られたのです。その考えで行けば、我々天上界のここまでの常識と言うものが通用しなかったのは、当然でありましょう」




