9070/9342
再び・・
全が清治に言う。
「清治・・神竜も天竜も凄いな・・ここまで考えられるんやで」
「ああ・・それはな、全。俺達が、櫂と共に地上界で学んで来た全ての事も伝えてあるからさ、それで出て来た方策さ。俺達の経験が、何か無駄じゃ無かったような気がするよな」
「うん、そうやな」
「そうですね」
天神も同じく頷いた。地上界の仕組みを、天上界が学ぶ等有り得ない事だった。その不完全を改革の芽と言っている所に、これからも改善し、それも合議的なる形でやろうとしているのである。まずは、仕組みを・・その考えが天空神をも納得させたのである。




