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再び・・
「ああ、そうだよ。名は体を表す・・その言葉通りさ。天職で無くてもさ、竜職って言うのもこうあるべきなのかなって思うんだ、神竜の助言もあったし」
「成程・・その大部分は助言じゃなくて、神竜ちゃんのアイデア?」
「ぷ・・」
全が笑った。天は、総身がじいんと来た。その笑顔が、凄くナチュラルだったからだ。これで天と全の距離も、ぐんと縮まったのだった。それは清治に見られる、神竜との距離感と同じで、同じ仲間と言う感覚にさせるのだった。そして天神も同じく、格別の笑顔で笑っている。心配で見に来ていた御意見番の天空神も、彼らの笑顔を見ては、何も言えなくなってしまったのだった。




