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再び・・
天は戸惑った。神竜が、
「それが清治様のご意向ならば、我々は従うだけ。そうじゃありませんか?天竜殿」
「お・・おう。でもさ、口やかましい天空神様が黙っているかな」
「あっはっはは。大丈夫さ、現天神にそんな事を言わしゃしねえわ」
清治が言う。神竜もにこりと笑う。新天王がそう言うのを確かに咎める者が居ても、そんな自由も与えられない聖母の天職なら、くそ食らえだよと清治は思っているから、ここはそんな流れで、五連と言う竜王の新組織の陣容や役割を、初めて竜王と言う独立した隠密集団の異端と言われて来た天上界の者達が、公の役職・役割を担う訳だ。




