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再び・・
全姫は、何かを天空神と同じく卦ではないものの、感じているようだ。それは、彼女もまた更なる輝きを持ち、聖母の天職が降りている事も意味していた。
そんな中で、神竜が清治に進言をしていた。これまでも数多くの進言をしているが、今回はとても重要なもののようだ。
「清治様、新王宮も構築途上で御座いますが、一刻も早く、新王宮に魂入れが必要です」
「魂入れ?それって、地上界の言葉じゃないのか?神竜」
「左様で御座います。正式な神降りで無い以上、適当な言葉が見つかりませんでしたので、清治様の言葉を借りました」




