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再び・・
「じゃあ、氷竜、お前の氷毛とは、それを合体させたものか?」
「はい、そうです。今まで私は絶対零度を駆使し、簡単に無限高温にも溶かされない、網目状の膜を形成して来ました。しかし、それだけでは、やはり高温には溶かされます。その為に膨大なエネルギーを要し、次から次へと膜を創生して行かねばなりません」
「うん・・そうなるよな」
「この是理膜をコントロールし、それを更に応用する事によって、天宮の壁はこれで創生する事になりました。もはや、これまでのどんな敵や攻撃力でも、容易に崩れる事は無いでしょう。勿論現時点での話ですが」




