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再び・・
神竜は、清治の今までとは違う対応に、にこりとした。
「まあ・・清治様、これまでに無かったご意見ですね、ふふ」
「こらっ!」
清治も又愉快そうに笑顔になり、神竜に突っ込みを入れた。
小さな音が、この所ずっと響いていた。どこから聞こえて来るのかは、誰も分からない。しかし、誰もその事を気に留める者も居なかった。何を意味するのかも知る由も無かったが、界王が傍から消えて、随分時間の観念が無いとは言え、経ているような気がする。
神竜が、すぐ巴竜、氷竜を呼び、どう応用して行くかは既に決定しているのだが、清治の前で披露すると申し出た。




