清治の能力

再び・・

　清治が声をかける。忙しそうに天が、竜王達に指示をしていた。新王宮が、かなり完成に近づいて来たからだ。この新王宮構築には、獨爛侵攻参加の全竜王達が携わっていた。にこっとしながら清治が、

「かなり・・出来上がって来たな、天」

「おう、清治も、色々忙しくあっちこっちに行っていたようだけどさ、第六獨爛の地で何か見つけたかい？」

　清治が、神竜と共に第六獨爛の地に出向いていた事は、当然分かっていた天だったが、清治は静かに首を振る。