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清治の能力  作者: 白木
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決着の行方

 竜神は、最後になるだろう大音声で叫んだ。


「泣きごとを言うなあっ!界王っ!それが、竜神の定めだっ!その仕組みがおかしいと思うのならば、お前がこの先に変えろっ!」

「う・・うおおおおおっ!分かった!もう躊躇はしねえっ!」


 界王は、もう櫂鴛棒を伸ばしていた。それが、過去を観る事が出来る左腕のものだった。そして、まるで掃除機のように、眼をつむり、動かなくなり座禅を組んだ状態になった竜神を、吸い込み始めたのである。



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