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決着の行方
「ここで褒めて貰う事じゃねえよ。俺達が、獨爛で色んなキャリアを積む事が重要なミッションだったとは言え、この第六獨爛は、あんたの妻である天神天馬や俺達を、未来永劫閉じ込めるようなものだった。ここだけは、何故あんたが、知り得る情報だったのなら、俺達に言わなかった!」
界が吠えた。ぶあっと更に竜憤が噴き出している。当然、ここは怒る部分だ。
「我らとて、獨爛の全てを知り得るものか」
「そうか、知らなかったと言うんだな?俺が今伸ばそうとしている櫂鴛棒の真の使用法について、阻止しようとしているあんたがさ。矛盾だろ?それもさ」




