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決着の行方
「天上界では、そのような地上界での血縁など関係も無い」
「うん、そこも分かった。ならば、始祖源流である天神天竜と言う存在を、天魔王は自分の野望の為には、阻害すると、恐れたんだな?」
「左様・・その通りだ。天魔王は、徹底して天神天竜を警戒し、自分の仲間にさえしようとした。そして、わしと引き離そうとした。自分の野望の邪魔になる竜神の地位を、はく奪しようとしたのだ」
「そうだよな。そこまでは俺達も聞いて来た通りだった。その部分をやっと語ってくれたな。なら・・始祖源流の血と竜族の血が混じり合うと言う、新世界を創らねばならないと言う流れが、見えて来たと言う事さ。俺達は、獨爛侵攻の中で、そんな流れが分かったんだよ」




