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決着の行方
「けどさ、そこもおかしかった。天魔王は、地上界に追放される前に、既に半身を第四獨爛に進出させていたんだ。その事は、天帝にも知られて居なかった。地上界に落とされたのは半身だったんだよな。その天魔王の策略と言うが、魔怪鳥を牛耳れば、この世界そのものが完全に変わる事を知っていたからだ。そして、天魔王は地上界で圧倒的な力を持ち、更に力を増したんだけどさ、清治や俺と言う存在を天上界から廃したから、自分がその時地上界に落とされる事は想定外だっただろう。そして俺達と地上界で出会った。天魔王は、そこまで恐らく考えては居なかったんだろうが、既に清治は、始祖源流の血と竜族の血が混ざった新時代の者。その中で、一緒に居た俺も地上界に落とされたが、ここでも誤算がある。先に天上界より追放された鬼子母神が、天帝の子を既に身ごもっていたと言う事だ。そして天王も産声を地上界であげ、そこで全姫が地上界で生まれた。ここに全姫の母親の血が明らかになっていないが、竜の血を持つ事は明らか。大きな誤算がここにも生じている」




