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決着の行方
「して、それがお前の言う通りだとして何とする」
「否定はしないんだな。分かった。なら、この闘いをどう決着つけるんだ。俺は、もう最終選択をしたと言ったぞ、竜神」
「今のわしが、お前を完全に叩き潰す事は、もはや出来ぬと思うておるのだろう。だが・・わしをお前は叩き潰す事も出来ぬ。だから、どうしようと申すのだ」
界は、にやっと笑った。竜神が認めたのだ。今の界を、完全に潰す手段がもはや無い事を。
「俺に対する、答えが足り無いぞ。神竜の事はどうだと聞いたらどうだ?。洒落にもならねえだろ?竜神=神竜。それって表裏一体じゃねえの?裏と表。だから神竜はずっと表に居て、竜神は裏の立場だった。そうじゃねえのか?」




