清治の能力

決着の行方

「俺は、俺の血の導きによりここへ来た。即ち、全竜王達もここへ来られると言う事になる。だが、今の所、清治達と体験した上戸（じょうご）の坩堝（るつぼ）と同じく、戻ると言うのはそんなに簡単じゃ無い事も分かるぜ」

「当然だ。故に獨爛と言う地を突破して来なければ、貴様がここへ到達する事も適わなかった」

「ほう・・良く喋ってくれるよな。問答無用と言いながら、こうして会話に又乗って来るのは、俺に櫂鴛棒を使わせたくないと見た」

「そう思うのならば、使うて見よ。この竜神に策が無いとでも思うか？」