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やがて・・
「それは、まさしく清治様だからこそ、言える言葉なのかも知れませんね。しかし、我々が口に出せる言葉では御座いません」
神竜は頷きながらも、そう答えた。
「そうだね。君は、天にも注意をしていたけど、自己制御の強い者だ。勿論、立場上そんな言葉を簡単に口に出せない事は、分かっている。だけどさ、改革って言う事は、こう言う事なんだねと、俺が君に問いかける事は出来るだろう?批判じゃなくてさ。もし、前にも言ったと思うけど、天王の上に天があり、君臨する何者かの存在がもしあるのなら、そんな事はおかしいんだ。俺はそう思っている。だって、それが出来るのは俺しか居ないだろ?」
「・・清治様の強い御決意は、承りました」




