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清治の能力  作者: 白木
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やがて・・

 ここまで一言も口を挟まず、黙っていた氷竜だった。そこら辺が奥ゆかしく、出しゃばらないこの竜王の特徴であり、職人気質のような部分であった。


「巴竜のコーティングは、何度もパワーアップをしておりますが、私の氷壁も同様に、網目状の極小の氷の結晶を絶対零度と地上界では言うのですよね、清治様」

「ふ・・俺が教えたんだけど、それをやったのかい?」

「はい・・しかし、それは地上界での物質的原理の法則、天上界では殆ど無限に温度は下げられますので」


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