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ある境
「ははっ!良いんだって。神竜、そんな小っさな事を気にしちゃいねえから。言えよ、巴竜」
「は・・はい。つまり、がちがちにマーキングすると共に固めてしまった訳です」
「うん、それが、この氷・巴竜の城壁のコーティングであり、簡単に打ち破れないものなんだもんな。すげえ発明だよ」
清治が褒めた。別にそう言う形容が欲しくて言った訳でも無かろうが・・。
「そのコーティングによって、本来第五獨爛が持ち得た特性を見逃してしまった訳です。無論、このコーティングが無ければ、アウトだったのでしょうが・・」




