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ある境
清治が、回りくどい言い方に対し、ここは突っ込みを入れる。
「いいえ、能力ではなく、自身の被膜と同じでしょう。これは特性と言えます」
「成程」
「で、能力の1つは、その獨波にありました」
「獨波?」
「はい。その因子の炎球状組成こそが、存在を隠すと同時に、食指を伸ばしていたのです。つまり、我が身を守るソナーを、清治様が、鬼竜と言われておりましたが、そのような存在を捕えて、住まわせる事です。それも、恐らく魔怪鳥に作用させ、敢えてそのような存在を形成しようとしていたのでは?推察の域では御座いますが」




