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清治の能力  作者: 白木
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ある境

「相変わらず、突っ込みをしやがる。聞けや、巴竜の話をさ、まず」

「おう・・よくやったな。俺も地上界での原理を持ち込もうと、天才博士達の知恵を絞ったが、無理だった。原理原則の違う世界で、物理なんて通用もしなかったよ、聞かせてくれ」

「はい・・」


 そこは、真面目な応答から始まった。巴竜を講義の主に、どこかで授業を受けているような雰囲気になった。清治は、敢えて神竜を天の傍に座らせた。それが気遣いと言うものだ。天上界での夫婦の在り方が違うとは言え、彼らは新婚夫婦なのだ、勿論地上界で言う所の。しかし、その二人も地上界の夫婦の在り方を清治に刷り込まれているので、これも改革されていると言えば、やはりそうなのだろう。



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